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GLOSSARY

商圏人口とは?

商圏人口とは、店舗の商圏の中に住む人や働く人の数のことです。居住人口と昼間人口の違い、半径や到達圏での計算方法、国勢調査などを使った調べ方、見込み客数への落とし込み方まで、出店前に役立つ形でわかりやすく解説します。

結論

商圏人口とは、店舗の商圏の範囲内に住んでいる人(居住人口)の数のことです。広い意味では、日中に範囲内で働く人(昼間人口・就業者数)も含めて考えます。半径500m・1kmなどの円や、徒歩・車の到達圏の中の人口を、国勢調査などの統計から集計して求めます。出店判断では、人数と客層の両方を見ることが大切です。

執筆・監修:株式会社ターコイズ 商圏カルテ編集部|最終更新:2026.10.15

商圏人口とは「商圏の中にいる人の数」

商圏人口とは、店の商圏の中に住んでいる人の数のことです。一般には国勢調査の「常住人口(ふだん住んでいる場所での人口)」を使い、居住人口や夜間人口とも呼ばれます。

ただし、お店の客は住んでいる人だけではありません。オフィス街では、昼間に働きに来る人が主な客になります。そのため商圏分析では、居住人口と、昼間に範囲内で働く就業者数(昼間人口)を分けて確認します。2つの比が昼夜間人口比です。

人数と合わせて、世帯数と世帯の中身も確認します。同じ1万人でも、1人暮らしが多い街とファミリーが多い街では、売れるものも来店の時間帯も変わるからです。商圏人口は「何人いるか」と「どんな人がいるか」をセットで見るのが基本です。

商圏人口の計算方法:半径か、到達圏か

商圏人口は、商圏の範囲を決めて、その中の人口を足し合わせて計算します。範囲の取り方は主に2つです。

半径で取る方法は、比較がしやすいのが長所です。候補地が複数あるときは、同じ半径500mで並べると違いがすぐ分かります。到達圏で取る方法は、道路や川の影響を反映でき、実際の来店範囲に近くなります。

集計の元になるのは、国勢調査の町丁・字ごとの小地域データや、地図を細かいマス目に区切った地域メッシュ統計です。範囲の境界にかかる区域は、面積の割合で人口を按分するのが一般的です。どちらも政府統計の総合窓口e-Statで入手できます。

商圏人口の取り方の比較
方法長所短所向いている使い方
半径(円)計算が簡単で、候補地同士を比べやすい川・線路・道路の影響を無視してしまう複数候補地の一次比較
到達圏(徒歩・車で何分)実際の移動に近い移動速度の仮定で結果が変わる本命候補地の詳しい検討
行政区(町丁・市区町村)統計が手に入りやすい店の位置と境界が合わない大まかな地域の把握

実例で見る商圏人口の違い

同じ半径500mでも、場所によって商圏人口の中身は大きく違います。下の表は、商圏カルテで測った3つの繁華街の数字です。

神戸・三宮は居住人口が8,539人と3か所で最も多く、住む人も一定数いる街です。大阪・梅田は居住人口が3,318人と少ない一方、昼間就業者数は101,938人にのぼります。居住人口だけで判断すると、梅田の商圏を大きく見誤ることになります。

範囲を広げると数字はさらに変わります。京都駅前(京都タワー周辺)では、半径500mの居住人口4,641人に対し、半径3kmでは267,009人、自動車で20分の到達圏では649,480人です。どの範囲の人口を使うかで、結論が変わることを覚えておきましょう。

半径500mの商圏人口(商圏カルテ実測サンプル)
項目京都駅前(京都タワー周辺)大阪・梅田神戸・三宮
居住人口4,641人3,318人8,539人
昼間就業者数27,925人101,938人58,142人
昼夜間人口比6.02倍30.72倍6.81倍

出典:総務省「国勢調査」「経済センサス」をもとに商圏カルテで集計。

商圏人口から見込み客数を考える

商圏人口は、そのままでは売上になりません。ターゲットに当たる人の割合と、実際に来店する割合を掛けて、見込み客数に落とし込みます。

住む人が少ない繁華街では、居住人口ではなく昼間就業者数や通行量を起点にします。たとえば梅田のように昼夜間人口比が30倍を超える場所では、住民を起点にした見込み客数はほとんど意味を持ちません。商圏のタイプによって、どの人口を起点にするかを変えるのがコツです。

たとえば、若い単身者向けの店なら20〜30代の割合を、ファミリー向けなら子どものいる世帯の割合を確認します。来店する割合は業種ごとの経験や既存店の実績から置きます。考え方の詳細は商圏から売上を予測する方法、調べ方は商圏人口の調べ方で解説しています。

  • ターゲットの割合は、国勢調査の年齢構成・世帯構成から読む
  • 来店する割合は、競合店の数が多いほど低く見積もる
  • 見込み客数 = 商圏人口 × ターゲットの割合 × 来店する割合
  • 売上の目安 = 見込み客数 × 来店頻度 × 客単価

商圏人口をまとめて確認する

商圏人口は、国勢調査の小地域データをe-Statから取り出して集計すれば自分でも求められます。ただ、範囲の設定や集計には手間がかかります。

商圏カルテは、住所を入れるだけで、半径500m・1kmの居住人口と昼間就業者数、徒歩・自転車・自動車の到達圏人口、年齢構成や世帯構成をPDFにまとめ、24時間以内にお届けします。はじめての1回は無料です。商圏カルテからお試しください。

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  • 半径500m・1kmの居住人口と昼間就業者数、昼夜間人口比
  • 徒歩・自転車・車の到達圏人口、前面道路の歩行者と車の通行量
  • 決済データで見る客層(年代・年収)と、お金の使われ方
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商圏カルテのサンプル(京都タワー周辺)1ページ目
FAQよくある質問。

よくある質問。

商圏人口とは、店舗の商圏の範囲内に住んでいる人の数です。商圏分析では、住んでいる人に加えて、日中に範囲内で働く人の数も合わせて確認するのが一般的です。

総務省の国勢調査の小地域データや地域メッシュ統計を、政府統計の総合窓口e-Statから取り出して集計します。範囲の設定や集計が難しい場合は、住所を入れるだけで集計できるサービスを使う方法もあります。

多いほど有利とは限りません。人口が多くても、年代や世帯構成がターゲットと合わなければ客になりにくいからです。競合店の数も合わせて、1店あたりが相手にできる人数で考えることが大切です。

商圏人口は通常、その範囲に住んでいる人の数を指します。昼間人口は、通勤・通学で出入りする人を反映した、日中にその範囲にいる人の数です。オフィス街や駅前では、昼間人口のほうがずっと多くなります。